ikuo’s blog

育児やエンジニアリングについて

「デブサミ再演!クリエーションライン安田氏が語るどん底からのジョイインクジャーニー7年記」をみんなで見た #ハッカーライフラボ

TL; DR

  • もしまだ↓を見ていない方は、とりあえず今すぐ見ましょう。今すぐ!
  • 「オンラインにアーカイブされたセッションをみんなで観る」という体験が新しい扉を開きました
    • カンファレンスのフィードバックをどうするか?問題に一筋の光が差した(気がする

日本にJoy,Incを創る! ぼくらのジョイインクジャーニー 3年間の軌跡

内容については多く触れません、僕の力量の問題でここで伝えられることは多くないです。 僕は久しぶりに勇気をもらえた素晴らしいセッションでした。 とにかくまだ見てないという方は、ここで読むのをやめて今すぐ冒頭の Youtube へ。

さて、Joy, Inc という素晴らしい本がありますね。

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

この本とは、ちょうど「仕事」と「人生」の垣根がなくなってきて、本当に仕事が楽しい、あるいは仕事って楽しんでいいんだと思え始めた頃に出会いました。 タイトルの通り「喜び」を追求することを経営の柱とする、メンローという会社の話です。 個人的にこの思想はすごく共感できて、僕の価値観や仕事での活動にも背中を押してもらったように感じています。 ぼくもメンロー行きたい。。

...とにかく、この Joy, Inc ー メンローのような会社を、本気で日本で作ろうとし、それを実現している経営者の方のストーリーです。 クリエーションラインさんは様々なカンファレンスでスポンサーをされていますしもちろん知っていましたが、こんなストーリーがあったとは...!

そもそもこのセッション聴きたいなと思っていたのですが、RSGTでは裏番組で見れなく、デブサミは行けず。。 そのセッションがなんとオンラインで見られるというではありませんか...! ...それでもオンタイムでは見られませんでした。理由は後述。。

それが今回、社内のコミュニティみんなで見る機会を得られました。 コミュニティの長であり、僕の師匠である吉田氏がこれをみんなで見ようと言い出してくれて実現しました。さすがとしか言いようがありません。

昨今の情勢から、この会自体もリモートで参加し、オンラインでZoomでつないで一つのPCからYoutubeを流すというスタイルで開催となりました。

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会がオンラインだったことによる影響は大きくなかったと思います。多少会話がしづらいのが残念でした。

とにかく、完全オンライン/アーカイブされることが前提のセッションをみんなで観る、という体験は初めてでしたが予想以上に良く、 というか感動レベルだったので、そのPros/Consを少しまとめておこうと思いブログを認めました。

予想以上に前置きが長くなりました。。

Pros/よかったこと

いつでもみられる

完全に個人的な制約からくる理由ですが、まずこの時点でもう最高です。

東京ではITの勉強会が多く開催されていますが、その多くは 19:00 ~ 19:30 に開始されます。 エンジニアの終業後で参加しやすい時間帯...ということだと思うのですが、僕には小さな子供が2人おり、その時間帯は完全に家事のピークタイム。 ご飯を作って子供をお風呂に入れてご飯を食べたらあっというまに21:00です。

昨今の社会情勢でオンライン勉強会も増えいているように思いますが、オン/オフに関わらずこの時間帯でのオンタイム参加は厳しい、というのが現状です。

というわけで、オンラインでいつでも見られる、というのは個人的にこれだけで本当にありがたく価値があります。

みんなとみられる

仲間とみられる、といっても良いです。 今回の場合は前述の通り同じ会社で、それぞれに「チームを良くしたい」という志を持って集まった人たち ー つまりコンテキストをある程度共有できている人たちと一緒に見ることができました。 こういう会を気軽に開催できるのが良いですね。

かつ、ワイワイあーでもないこーでもない話しながら見られる。これが個人的に最高の体験でした。

オフラインのカンファレンスのセッションでは、セッションの真っ只中で感じたことを話しながら観るのは実質的に不可能でしょう、まわりの方にも迷惑ですし。 Slackでチャットしてたりはしますが、やはり会話にまさる情報量はありません。

それが今回やってみて、もちろんそれぞれに感じることは違うけど、会話によってそれらをつなげることができそうだぞ、これなら想いも少し共有できそうだぞ、と。

個人的によくカンファレンスに参加するのですが、会社でお金を出してもらった場合はフィードバック会を開いて参加しなかった人に共有します。 誰かが喋ったスライドをかいつまんで「こんなセッションがありました」「この人がこんな事を言ってました」みたいなフィードバックをしがちなのですが、まあ1ミリも伝わらないですしやるほうとしても辛いな、と思っていました。 そもそもカンファレンスから持ち帰る最高の財産は「情熱」や「エネルギー」だと考えているのですが、こちらがアツくなればなるほど温度差が広がり、やはり熱量は1ジュールも伝わりません。

今回のように、1つのセッションを少人数で見ながらああでもないこうでもないと会話をするスタイルでならもしかしたら...、少しは「熱量」を伝えられるかも? 次にカンファレンスフィードバックをする機会があってセッションの録画が公開されていたら、ぜひこのスタイルを試してみたいと思います。

Cons/難しいなとかんじたこと

断っておきますが、上記の通りベースラインは「最高」スタートです。 オンライン上でのセッションとオフラインでのそれを比べて、特有の難しさがあるなと感じたのでついでに記しておきます。

スピーカーの熱量が伝わりづらい

理由は色々あると思いますが、

お客さんが見えないので登壇者自身もテンションあげつらい(のかな?)とか? 画像や音の劣化、情報の欠落による「空気感」の感じ取りづらさ、とかもありそうです。細かい感情の震えとか。 話者と目線が合わない、インタラクションがない、etcetc...

これはどうしてもリアルで観る、に軍配が上がるかなと思いました。 それでも僕には無事ぶっ刺さっていますが。

スピーカーの緊張

関係者の方は撮影の場にはいらしたと思うのですが、カメラの向こうに向かってしゃべるというのはやっぱり特殊な状況に思えます。 特に生放送で、全くリアクションのフィードバックが得られないのに聴いてる人は実際にいるという状況は、オフラインでリスナーの方を前にした登壇とはまた違う緊張感がありそうだな、と感じました。やったことがないので想像ですが... 安田さんもしきりに「緊張してますね」とおっしゃっていたのが印象的です。

ビールが入ってからはだいぶ緊張もほぐれたように感じられました、これもオンラインならではでいいなと思いました!

おわりに

再三ですが本当に最高の企画でした。 #ハッカーライフラボ の皆様、 いわきり さん本当にありがとうございます。みなさんもぜひ、仲間と一緒にワイガヤしながら鑑賞する会を企画されてはいかがでしょうか!

今後も配信を企画されるとのことでしたので、Youtubeチャンネル ハッカーライフラボ さんに要注目、マストフォローです!