Agile 2019 に行ってきました!
8/5-8/9 の日程で、Washington D.C. で開催された Agile 2019 に参加してきました。 Agile Conference は去年に引き続き二回目です。
カンファレンスの様子、セッションの概要や感想は会社のブログにまとめましたのでそちらをご覧いたただければと思います。 ここでは、個人的な出来事や感想をまとめておこうと思います。
TL; DR
- LTしてきました
- 笑いも取れたし、ちょっと自信がつきました
- Mob Mentality Show に出ました
- ラッキーパンチのおまけ出演ですが、いつも見ているチャンネルに出演でき感慨深かったです
- モブプロしてきました
- モブならUSでも働けそう!
- 学びについて思うところがありました
- とりあえず英語をもう少しなんとかします
- たくさんの出会いがありました
- 友だちが増えて嬉しいです!
今年も 最 & 最 of 高のカンファレンスでした!!!
LTしてきました
今回の自分にとってのハイライトはこれでした。
AgileConfには事前応募&投票で話す人が決まる Lightning Talk のセッションがあります。
今年は日本からの応援もいただいて(投票いただいた皆様ありがとうございました!)発表することができました。 資料も貼っておきます。
たった5分間の発表でしたが、海外カンファレンスの、しかも憧れの人たちと同じ場で発表できたことは自分にとってとても良い経験になったし、 このために1年間英語を練習してきたので、少し自信にもなりました。
直前は緊張しきってこんな顔をしていて、
川口さんに「こんな顔してますけど大丈夫ですか?」とこの写真を見せてもらいながらお声がけいただいて、正気に戻れました(笑
このセッションでは事前に発表順が決まっていなく、発表者が1つのテーブルに集まって、次に発表する人がマイクを取ることで自分たちで自己組織化して順番を決めるというルールです。 この緊張状態を保つのは限界だーと思っていたので、思い切って一番に志願しました。
会場の優しい雰囲気にも助けられて、話している間はすごく楽しめました。
渡米前に資料はできていて、スクリプトも丸暗記して臨んでいたんですが、前日に川口さんにレビューしていただいていて、結構構成をガラっと変えました。 これがドハマリして、結局追加したスライドが一番ウケるという。
いらすとや、ありがとうございますありがとうございます
とにかく、決められたことをちゃんとやることより、聞いてくれる人のことを考えて作ったスライドのほうが刺さるんだなぁと。 冷静に考えると当たり前のことなんだと思うのですが、経験できたことはやっぱり大きいです。
発表が終わったあとも「良かったよ」「いいアイディアだね」「僕も同じようなこと考えてるよ」など聞いてくれた人たちからお声がけいただけました。
チョット大変だったけどがんばってよかったなという気持ちです。
Mob Mentality Show に出させてもらいました&撮影に潜入しました
Mob Mentality Show というYouTubeチャンネルがありまして、モブプロ大好きなのでウォッチしています。
で、これも川口さんに出演の依頼があって、川口さんから僕も出ませんか、とお声がけいただけました。
この Mob Mentality Show(@mob__mentality) 、ホストはご存知 Chris Lucian(@ChristophLucian) 氏と Austion Chadwick 氏です。 ゲストも超豪華で、自分の前回がモブプログラミングの提唱者 Woody Zuill(@WoodyZuill) 氏、 自分の後ろが Modern Agile の Joshua Kerievsky(@JoshuaKerievsky)氏という...。
同僚や友達になかなかこの凄さが伝わらないのがもどかしいのですが、僕にとっては世界のスーパースターの中に突然モブキャラの僕が放り込まれたような感覚です。モブだけに。 AgileConfではこういうすごいことがナチュラルに起こるんですね...。 とにかく、収録してきました。
英語あんまし得意じゃないから、事前にアイディアを共有させておいてくれ、の図
Recording an episode of The Mob Mentality Show with @nagworld @kawaguti @martin_lover_se and @ChristophLucian at #Agile2019 @AgileAlliance
— Mob Mentality Show (@mob__mentality) August 6, 2019
What joy it was to discuss with such great people topics such as #MobProgramming in Japan and the "Fun! Done! Learn!" #retrospective pic.twitter.com/lCIlEErd6W
Chirs とはもともと去年の AgileConf で会えて話を聞いていて、去年の RSGT でもモブプロや NoEstimate について多くのアドバイスを貰いました。 Austin とは Twitter で「モブプロの話しようぜ!」と言っていて、カンファレンスで直接お会いできました。
ふたりとも今回もとても良くしてくれて、紹介したアイディアを「いいね」と言ってくれたり、アドバイスをくれたりしました。 主にLTで話した内容について話したんですが、まあもっと英語やろう... というモチベーションに繋がりました。
また、木曜日は、前述の Josh の会の撮影に潜入することができました。
これは本当に神回で、現場に居られたことが凄まじくラッキーでした。 公開が楽しみです。エンジニアの方にはぜひ見ていただきたいです。
この収録を聞いててすごく感じたのが、「They write codes」でした。 Joshは会社を運営する立場ですし、Chrisにしてもディレクターという立場ではあるのですが、 今の時代にシステムを作る、コードを書くということがどういうことか、ということへの理解、解像度がものすごく高いというか。 そもそも自分でもコード書いてるぜっていうレベルなんですね。
それが日本のマネジャー、経営層と比べてどうかとか、どちらがいい、ということが言いたいわけではありません。 シンプルに違いはあるなと感じたところです。
アメリカでモブプロしました
Falco(@LlewellynFalco), Austin, Chris が中心と思うのですが、非公式で朝のセッションが始まる前の時間帯でモブプロをやっているという噂を聞きつけて、一も二もなく参加してきました。
最初は「言われてること、起こっていることにまるでついていけなかったらどうしよう...」とチョット緊張してたのですが、 Javaコードは世界共通、やっていることは5分程見ていてすぐ理解できて、ナビゲーターとしてもドライバーとしても貢献することができたと思います。
「あー僕モブプロならアメリカでも働けるな」
なんて脳天気なことを考えていたんですが、改めて冷静になって考えると言語の壁を超えるのって結構すごいことだなと思えて、 またモブプロが好きにもなりました!
レトロの後、ホストのFalcoと。
学びについて思うところがありました
前回参加した時は何もかもが新しくて斬新で、「世界にはこんな新しいことがあるのか!」という感じでした。
その後Agileにドハマリしてまかりなりにも一年間勉強、実践してからの今回は、 インプットについては前回ほど斬新さを感じられたか、新しいアイディアを仕入れられたか... というとそうではないかなと言うのが正直なところです。
多少は自分の成長もあるのかもしれませんが、慣れによるところもあると思うし、今回はネットワーキングと知り合いのセッションに参加することを優先したのでその影響もあるかと思います。
それでも、これからは今の知識や経験と照らしてより深く洞察したり、スピーカーの方や参加者とのインタラクションの質をより高めて、よりそれぞれのトピックに深く潜ることが必要だなと感じました。
もともと何かを深く考えるのはあまり得意ではなくて、どちらかというと違いの中から抽象を取り出す操作のほうが得意だとは思っているのですが、 何れにせよ英語がボトルネックだとまた感じたので、改めてまた1年練習しようと思います。
人々との出会いがありました
今年もとても多くの出会いがありました。 趣味で2人セルフィーを撮らせてもらっています。 今年はこれ僕の趣味なんだー、って言いながら撮りました。
去年このカンファレンスで出会って、日本に休暇できた時に会社でプレゼンしてくれた Cherifa
間違いなく僕が Agile に傾倒する一因となった Woody
CSD 研修で5日間みっちり鍛えてもらった David 師匠
彼女の著書「Fearless Change」が大好きで、直接お会いして&セッションを聞いて大ファンになってしまった Linda
他にも世界の第一線で活躍するディベロッパー、アジャイルコーチたち...
日本からももちろん、第一線で活躍されているアジャイルコーチの方々が今年も多数参加されています。 また非常に良くしていただいて、たくさんの思い出を共有できて嬉しかったです。
みなさんともセルフィーしてもらえばよかった。日本人同士のほうが恥ずかしさが出る。。
5日間同じ場所で同じ興味のイベントに参加する、仕事以外でこれだけ経験を共有できることってなかなか無いですし、コミュ障な自分にとって友達をつくるよい機会にもなっています。
ある方がこれを "修学旅行" と表現していて、なるほどそれだなと思いました。
まとめ:僕にとっての "Agile"
'Agile is Mindset' 去年このカンファレンスで、この言葉が腹落ちしたように感じています。
でもこれは結局人の表現でしかなくて、 では自分にとってAgileとはなにか?と考えた時、
なにかを「絆ぐもの」かなあと考えるようになりました。
チームを、 ビジネスと開発を、 人と人を、 世界と自分を。
これがAgileの定義ですと言いたいわけではなくて、少し自分の好きなことを言葉で整理してみようと思ったときにこうなったというだけなのですが、チラ裏に残しておこうと思います。 また、これからも自分の中で変わっていくはずです。 今回またこのカンファレンスに参加できて、去年よりは Agile が自分の血肉になっていて、少しは進んでいるかなと感じることができました。
今年も本当にたくさんの素敵な出来事があって、「ああ行けてよかったな」というのが心からの感想です。 そして、すでに「また行きたいな」と思っている自分がいます。
自分の成長への気づき、新しい知識と経験、新しい友だちとの出会い、そして新たな情熱!
今年も忘れられない、最高のカンファレンスになりました!